さて今週はサクッと読めて、それでいて自分の暮らしがちょっとだけ変わる。そんな本をご紹介したいと思います。
これ、やめてみる?
この本は著者のぽんさんが日常のいろんなことを「やめてみた」結果、どうなったのかを書いているコミックエッセイです。私はこのぽんさんの書く絵のタッチが大好きなのです^^
ぽんさんがやめてみたものは・・・
- 炊飯器
- テレビ
- 掃除機
- ゴミ箱
- ファンデーション
- ついついコンビニ
- ながらスマホ
- モヤモヤする人間関係
- 「人生を充実させなきゃ!」と思うこと
だそう。やめるのに勇気のいることも中には有りますよね・・・!
特に家の中にあって当たり前で私もほぼ毎日使っているもの、それは炊飯器です。
この本の中でぽんさんは炊飯器が壊れ、最初はその場しのぎで土鍋を使っていたようですが、土鍋ご飯の美味しさに気づいてからは炊飯器ではなく土鍋ご飯が一般的になったようです。
私も先日初めて土鍋でご飯を炊いたのですが、未だに炊飯器をやめる勇気は出ていません・・・。
他にもどうしてテレビをやめようと思ったのか、やめた時の禁断症状との向き合い方、実際にやめてみてどうだったかを詳しく書いています。
女性なら「ファンデーションをやめる」など気になるのではないでしょうか^^?
この本から学んだこと
服と自信の関係性
自分に自信があればシンプルな服を着て、自然体でいられるってこと・・・?
ぽんさんはいつもどこか個性的な服を買うことが多かったようです。
シンプルな服を勧められても「おばちゃんっぽくなるのでは?」と考え、なかなかシンプルな服を購入出来なかったようです。
どうして個性的な服を着るのかと考えてみたら「自分に自信がないから何者かに見せるために個性的な服を着ているのでは?」と気づいたようです。
なんだか私のことを言い当てられているようでグサッと来ました。
私は派手な色や小物が大好きです。でも実はシンプルでナチュラルなものに憧れている自分がいるのもわかるのです。
私は生活が地味というか普通なので(小声)、少しでもバリキャリ風に見せたいがためにそういう小物を選んでいるのかも、と気付きました。
しっかり自分で丁寧に家事を行い、季節を感じられるようになったら小物も幾分かシンプルなものが増えて来たように思います。
思わず手に取るものにその時の心情は反映されているんだな、と感じました。
人間関係は休んでもいい
人生生活が変われば考え方も変わるんだからいくら友達でも合わない時期もある。
人間関係、特に友人関係って一度親しくなったらずっと仲良くいないといけないような、一度疎遠になってしまったら前の関係に戻れないような、そんな気が私もしていました。
生活が変われば生活も変わる、とても当たり前なことですがこのことを素直に受け入れられる人は少ないと思います。
仕事をしていたけど子育てのために育休を取る、東京に住んでいたのに地方に転勤になってしまう。など人生の中で生活が変わるシーンは数多く存在します。
たまたま私とあなたが出会ったのはこのタイミングだったから、仲良くなれたのもお互いがこのタイミングだったから、だからお互いのライフスタイルが変わったり、タイミングがずれたらまたちょっと距離を置いてもいい。
当たり前ですがなかなか実践は難しいですね。
本当の縁なら離れてもまた繋がれるよ、そのことばを信じて無理せず人間関係を築いていこうと思います。
ありがとうの言葉
相手に感謝の気持ちを伝えるだけじゃなく、同時に自分を大切にすることが出来る言葉
ぽんさんはふとした時に「ありがとう」ではなく、「すみません」と言ってしまうようです。
それを見たご主人が「それは謝るところじゃなく、ありがとうだよ」と伝えて、ぽんさんはぎこちないながらも「ありがとう」と言うようになったそうです。
「ありがとう」って自分1人じゃなく他の人が存在しないと出て来ない言葉ですよね。相手が私に「何か良くして」くれた証拠です。
無機質な「ありがとう」を言うのではなく、「相手が自分を大切に扱ってくれた」、そのことをしっかりと感じたいと思いました。
やめてみる
何か忘れ物をしてしまったけど「あれ、意外となんとかなるじゃん」っていう時有りますよね。
そんな時「当たり前」のバリアが崩れて新しい視点が生まれるんだなと思いました。
ついつい当たり前になっていること、やめたいと思っていること、これを機にやめてみませんか?
やめてみて不自由があるなら戻せばいいだけですから。
(この戻すというのがまた一手間だけれども)
この本の続編、「もっと、やめてみた」もオススメです。
ぽんさん、さらにいろんなものをやめています^^