The Book'n Den

今WPからお引っ越し中です

わたしサイズの生活を ちゃくま 著『簡単に暮らせ』


私は今年の4月に引っ越しをしたのですが、近くの図書館に寄る際には必ず「暮らしにまつわる本」を1冊借りることにしています。

新しい生活に慣れるため、小さな子どもと一緒に暮らすためのライフハックを知るため、時短家事を学ぶため、代わり映えのしない毎日を好きになるために始めたこのマイルールですが、最近とても良い本に出会えたのでご紹介したいと思います。

 

簡単に暮らせ

知識ではなく知恵

生活に関するライフハック本をたくさん読んでいると、前半では暮らし方の極意について少し解説をし、後半の大部分を掃除・収納の技術、着回しコーディネートのやり方の解説で占めているものが一定数ありました。

もちろん掃除・収納、おしゃれの方法・技術も知りたいのですが、私が参考にしたかったのは掃除・収納・おしゃれのライフハックなのです。もっと突っ込んで言うと、「こうすれば掃除・収納・おしゃれがスルッと出来る」というモチベーションの上げ方でした。

(私が知りたいのは洗剤はクエン酸と重曹でバッチリ!とかおしゃれで使える色は2色まで!とかそういう小手先の知識ではないんだよ・・・おばあちゃんの知恵的なものが欲しいのだよ・・・)

この本は8章に分かれていて、「思考・家事・時間・人間関係・減らすとは?・着る・掃除洗濯・まとめ」とそれぞれの章でこうしたらいいよ、というハックを教えてくれています。

家事には家事に関する考え方や方法が書かれているのですが、家事だけに通じるハックではなく、掃除洗濯をする時にも応用できるハックもたくさん紹介されているのでトータルとして生活の質が上がったように感じられました。

わたしが真似したいハック

・200mlのマグを持ち歩く

節約でマグを持ち歩いている人は多いと思いますが、どのくらいの容量のマグを持ち歩いていますか?私は350mlのマグを持ち歩いていました。でも350mlのマグを持って行って中身を飲み切ったことはありません。いつも少量残してしまうのです。しかも地味に重い。

この本に「200mlならば、コンパクトでかさばらず軽いのでお手軽です。それ以上の飲み物が必要な場合には自販機で買うことにしています」とあって、「そうか、足りなければ買えばいいのか」と目から鱗が落ちました。私はマグがあるのに自販機で飲み物を買うことを敗北か何かと勘違いしていたようでした。

・時間の決まりのないものほど、早い時間に済ませること

ここ数年で一番のブレイクスルーでした。ついつい買い物など「暑いし午後でいっか・・・」とダラダラ時間を伸ばしてしまっていたんですよね。でも後回しにすればするほど気が重くなってしまって憂鬱に。

特に「何時まで」という決まりがないものほど、可能な限り早い時間に済ませてしまいます。そうすると帰宅してもまだまだ時間に余裕があるという状態になります。これが、仮に昼ごろや午後になってからの買い物や外出だと全てが中途半端になります。そうすると1日のうちの自由時間が減ります。

まさにこの本に書いてある通りなんですよね・・・。この文章に出会ってからは何でも前倒しを意識してやるようにしています。

 

簡単とは?

この本のタイトルにも使われている「簡単」というワードですが、「簡単」って実は一番難しいですよね。私はこの「簡単」を「わたしの気持ちが楽」という風に受け取りました。普通はこうだよな・・・と考えず、私がやりやすい、負担にならない、を大切にしたいと思います。

「私が」「私が」としてしまうと何だか自己中心的なイメージですが、まずは「私の気持ちが」優しくなることで他の人に対しても優しくなれるのではないかなぁと思っています。