The Book'n Den

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実は奥が深い!冨田和成 著『鬼速PDCA』

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こんにちわ、さっちーです

今年度最後の投稿となりました。

私事になるのですが、最近「起業」について考えております。「起業系キラキラ女子」ではなく、地に足のついた起業です。笑

そこで最近いろいろなビジネス本を読んでいるのですが、去年購入したものの難しくて人に譲り、やはり気になりKindleで買い、図書館で書籍を借り、やっぱりもう一度書籍を買い直そうと思っている(笑)この1冊をご紹介させて頂きます。

PDCAに対する誤解

世間一般から見たPDCAに対するイメージとして

  • 簡単なものだろう
  • 上の人がやるもの
  • 課題解決の為のもの

といったものがあると思います。

この本ではこれらの誤解を一刀両断し、

  • PDCAも成長していくもので終わりはない
  • PDCAは対象を選ばず全ての人、全ての事柄を対象とすることが出来る
  • 重要なのは課題の解決ではなく、うまくいったことを再現できるかどうか

と述べています。

P(PLAN)計画が一番大事

本書ではPDCAに失敗する人の大半は計画の立て方に問題があると指摘しています。

コツとなるのは『目標を定量化(KGIの設定)する』こと。

具体的に言うと期日を切る・定量化(数値化)する・具体的なものにする。これらのことが大事です!

例 ・痩せたい→体重50キロにする ・料理が上手くなる→見ないで作れるレシピを20種類にする

(KGIとは…期日設定を含めた定量化したゴールのこと)

目標を数値化したら、目標と現在との違い・ギャップを見つけ出す。こちらも数値化(KPI)しましょう。

例 ・目標体重50キロに対して現在55キロ、5キロの減量が必要だ ・暗記するレパートリー、目標20に対して今は2

今見えてきた課題は5キロの減量・そしてレシピを18個追加です。

これらが言わば目標に近づくためのサブゴールです。

さて、この課題をどうやってクリアしましょう・・・。

課題を解くための手段を考えるまでが計画(P)です。

例:課題解くためのの手段 ・野菜中心の生活にする ・毎日新しい料理を作ってみる

D(DO)行動

実際の行動に移りましょう。本書では行動をDOとTO DOに分けています。

DOは課題を解くための手段であり、更にDOを分解したものがTO DOとなるのです。

例: ・DO→野菜中心の生活にする、TO DO→実際に野菜を買ってみる ・DO→毎日新しい料理を作る、TO DO→3分クッキングを毎日見る

そしてここでも「定量化(KDI)」をしましょう。どれだけ行動を実行出来たかを計ります。

C(CHECK)検証

ここで検証する対象は目標に対しての達成率(KGI)・サブゴール(KPI)の達成率・そして行動に関する達成率(KDI)です。

これらを一つ一つ検証していきましょう。

進捗が遅れている場合は「進捗が遅れている原因」を探ることがもちろん大事ですが、うまくいっているのであれば「うまくいっている要因」を探ることも忘れないようにしましょう。

一番良く無いのは「やりっぱなし」です。(耳が痛い><。。。)

A(ADJUST)調整

ここではCでの検証を元に調整案を考えていく段階です。

  1. ゴールレベルの調整が必要そうなもの(目標体重を53キロに設定する)
  2. 計画の大幅な見直しが必要そうなもの(野菜中心から運動中心にする)
  3. DOレベルの調整が必要そうなもの(ジャガイモなどを食べていた)
  4. 調整が必要なさそうなもの(順調に痩せていっている)

これら4つに分類をしていきましょう。

終わりに

本書にはPDCAの回し方の他にPDCAを回していく上で大切なポイント・つまずきやすいポイント・実際につまずいてしまった時の立て直し方について事細かく説明されています。

本当に細かいです。多くの実践をこなしたからこそ、ここまで詳細に書けるんだな・・・と思っています。

そしてPDCAを回していく上で重要となってくるタイムマネジメントについても優先順位の付け方など、役に立つ情報が記載されています。

また、巻末には著者が実際にPDCAを回す際に使用しているデータが付録として付いています。

私も実際にこの付録をダウンロードして使おうと思っています。

5回くらい読んだこの本。でもやっぱりめちゃくちゃ難しいんです・・・><。

でもモノにしたいので頑張ってPDCAやってみます。

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