こんにちわ、さっちーです
今年も残すところあとわずか、皆さん今年はどんな一年でしたでしょうか?
私は仕事を辞め、ひたすらに自分探しをしていました。
そして時間的余裕があるからと好きだった読書に力を入れ、書評を書き始めました。
こうして書評を書くようになったことが私の今年のターニングポイントでした。
今年最後の書評は私のターニングポイントのきっかけとなったはあちゅうさんの新刊を一足先にお届けさせて頂きます。
はあちゅうフリーク、さっちーがオススメする『仮想人生』の楽しみ方
✔️メモを取ることの素敵さを体現
はあちゅうさんは自身を「メモ魔」と称するように日常の些細なこと、気になったことなど全てメモを取っているようです。
この本を読んでいると、すごく素敵な表現がたくさんあります。
店内には俺みたいな朝帰り組の大学生たちが、少し遠くの席ではしゃいでいる
おとなしくポイントカードを読み取ってくれるレジの店員の胸元には、読めない漢字が印字してある
読んでぱっと情景が浮かぶこの一文、頭の中で想像しているだけではこんなに鮮明に書き起こせないと思います。
はあちゅうさんが普段見ている様々なシーンをメモに取り、そこからストーリーを組み立てているからこそ、こんなに日常を切り取ったような表現がふんだんに散りばめられているんだろうなと思いました。
普段何気なく過ごしている中にも大切なことはたくさんあります。
そのどれもが大切な思い出です。
✔️これって…あのこと?バーチャル小説の誕生!
はあちゅうフリークの私は、もちろんはあちゅうさんのTwitterもフォローしています。
はあちゅうさんのTwitterでは、リアルタイムのはあちゅうさんが見れます。
「あぁ、はあちゅうさん、今こんなことを思っているんだ」「これを買ったんだ」など、とても参考になる話題がたくさん。
仮想人生を読みながら「あぁ、そういえばこんな感じのこと呟いていたな」とか「これってはあちゅうさん、前に言ってたことかも」「これってきっとあの人のことをモチーフにして書いたんだろうな」と思わせるような節が出て来るんです。
なんだか、私の住んでいるこの三次元の世界と二次元の世界であるはずの仮想世界の世界が繋がっているような気がしてすごく面白かったです。
21世紀のバーチャル小説みたい。
✔️こんなところに半径5メートルの野望が!
はあちゅうさんの代表作の1つに『半径5メートルの野望 』というものがあります。
「大きく世界を変えるのは難しい。でも自分の周り半径5メートルの世界なら変えられる」というこの本。
この本に書かれている自分の小さな野望を見つけて叶えていく過程が『仮想人生』の主人公ユカにも投影されています。
物語の序盤では旦那に頼りきりのユカ。そんなユカが物語の終盤では自立し、好きなことを見つけていくこのストーリー。
まさしくユカは半径5メートルから変えていっているなと思いました。
『半径5メートルの野望』を読んで、「私も!」と思った方は多いと思います。
でも実際他の人は、どうやって半径5メートルを変えていったんだろう…。
ユカはそんな時のお手本ともなるようなキャラクターでした。
終わりに
はあちゅうフリークさっちーがオススメする、仮想人生の楽しみ方でした。
書評というよりもはあちゅうさんの宣伝記事になりました。
仕方ありません、なぜなら私ははあちゅうフリークだから!!
※この記事はあくまでも私の憶測の記事なのでここに書かれているエッセンスをはあちゅうさんが意図して執筆していたはわかりません。
まずは小説としてストーリーを味わい、次にはあちゅうさんに思いを馳せて読む。
二刀流の楽しみ方が出来る1冊でした。
それでは皆さん、良い年をお迎え下さいませ。
また来年、お会いしましょう!