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これぞ!東野圭吾ミステリー 東野圭吾 著『十字屋敷のピエロ』

f:id:hase-base:20220303153322p:plain東野圭吾が好き!」という東野圭吾ファンが多くいらっしゃることと思いますが、私もその一人、東野圭吾さんの作品が大好きなのです。

東野圭吾さんの名前を見つけたらとりあえず手元に・・・が鉄則です。

今回ご紹介する東野圭吾さんの作品はこちら!

1992年に発行された十字屋敷のピエロです。

どんな本?〜あらすじ〜

厳しい冬の終わりがようやく感じられるようになったある年の2月、竹宮家の一同は若くして亡くなった竹宮頼子の四十九日法要を執り行うため、十字屋敷に集まっていた。

故人を偲ぶ為に集まった竹宮家の親族たち。久しぶりに顔を合わせた一同はせっかくの機会だからと十字屋敷に一泊することに。だがしかし、翌朝竹宮家の家業を継いでいる竹宮宗彦が屋敷の地下で変わり果てた姿にて発見されてしまう。

当初、警察による宗彦の死亡の見解は強盗目的による殺害。だが、あまりに突然で不可解な宗彦の死に違和感を覚える物語の主人公、水穂。

本当に単なる強盗なのか、それとも犯人はこの十字屋敷の中にいるのだろうか…?

物語の鍵を握るのは頼子が生前買い取ってきたピエロの人形。このピエロの持ち主には悲劇が訪れるという曰く付きの悲劇のピエロだ。

果たして竹宮家に起きている悲劇はこのピエロの不思議な力によって引き起こされているのだろうか?

本当の真犯人は一体!?

作者の東野圭吾先生について

1958年大阪府生まれの小説家。大阪府立大学工学部電気工学科を卒業し、日本電装株式会社(現デンソー)に技術者として入社。勤務の傍ら推理小説を執筆し、5年後に退職。その後上京し、作家としての道を歩み始める。

代表作は『魔球(1984年)』『放課後(1985年)』『白夜行(2000年)』など。

小説の作品には映画化されたものも数多く、ドラマや映画でも彼のミステリー作品に触れることが出来る。

東野圭吾ミステリーの特徴

さっちーが考える東野圭吾作品の特徴は、殺し方が思いもよらない斬新な殺し方という点です。

密室トリックを扱った『放課後』などの殺人方法、トリックは理系出身の東野先生だからこそ思い付くことが出来、執筆出来る技。文系出身のさっちーにおいては説明されても「そうなんだ…」という感想しか出てこない悲しき事態です…。

人を殺すに至る動機は「お金」や「怨恨」が主な動機。ありふれた殺人の動機を、想像を超える方法で実際に執行していく東野圭吾ミステリー。読んでいて実に気持ちがいいです。

十字屋敷のピエロの犯人の正体は?

実はこの「十字屋敷のピエロ」、本当の犯人の正体を明かさぬまま物語は終了してしまいます。

物語の後半で決着はついていくものの、まだどこか疑問点が残っているのでは?という心境は拭い去れません。

そして最後の5ページで物語は急展開を迎えます。

真犯人はいったい誰なのか?その答えは読んでいるあなたの心の中に…。

終わりに

物語の途中、犯人が導き出されて「これぞ東野圭吾ミステリー!」と思っていましたが、まさか最後でどんでん返しが来るとは…。本当に東野圭吾ミステリー、あなどるなかれです。

皆さんのオススメの東野圭吾作品もぜひ教えてくださいね♪

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