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今日を優しく笑顔で生きるために 渡辺和子 著 『面倒だから、しよう』

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こんにちわ

今回から新しく書評を書いていきます。「さっちー」です。

本は私の心の拠り所。わくわくしたい時、ホッと一息つきたい時、背中を押して欲しい時、誰かにちょっと褒めて欲しい時、本棚の本たちを眺めます。

そんな私のことを助けてくれる大好きな本たちを紹介して行きたいと思います。

私を救ってくれた本たちが、同じように誰かの心に響きますように…。

はじめに

毎日同じことの繰り返し。家と会社の往復。

楽しみにしていた季節はいつの間にか足早に過ぎ去って行っている…。

私って何を楽しみに生きているんだろう。 本当の幸せって何?

そんなちょっとお疲れ気味のあなたにこの本を贈ります。

どんな本?

著者の渡辺和子さんはキリスト教カトリックの修道女でノートルダム清心学園の理事長を務められたシスターさん。本書は2012年に発刊され、120万部を売り上げた『置かれた場所で咲きなさい』の第二弾。前作に引き続き、渡辺さんの優しさと愛情が溢れる1冊です。

さっちーが惹かれた言葉たち

人間が「生きている」ということと、「生きていく」ということは、ただ一文字違うだけですが、実は大きく違うのだ

「生きている」、「生きていく」たった一文字しか違わないけれど、前者は「受動的」、後者は「能動的」とも言い換えることが出来るのではないでしょうか。

「今日も私は生かされている」と思うのではなく、「今日も私は生きていく」「今日も私を生きていける」と喜びや幸せを感じられる人は、とても豊かで輝いているはず。

順風満帆な人生なんてなく、時に深く落ち込み前を向くのが辛くなってしまうこともあります。

そんな時でも「私は生きていく」と、未来への希望を捨てないような芯のある人になりたいと願います。

幸せは、客観的に何があるか、どういう状況にあるかだけでなくて、それをありがたいと見るかどうかにかかっています。

最近私は「リフレーム」という考え方を教わりました。

リフレームとは頭の中に浮かんでくるネガティブな思考をポジティブな思考に捉え直してみる、という思考法です。

まさしく渡辺さんがおっしゃっているこの一文と同じこと。

このリフレームを知ってからは、人生の中で感じて来た辛いこと、悲しいことにも何かしら意味があるのではないか、と考えることが出来るようになりました。

他の人から見たら辛いことでも、考え方を変えると幸せに気づけることもある。 辛い時の乗り越え方を教えてくれる一言です。

まとめ

著者渡辺さんはシスターさんですが、この本に綴られている言葉は、宗教じみた考えの言葉たちではなく、おばあちゃんが夜寝る前にぽつりぽつりと語りかけてくるような、そんな優しく温かい言葉たちです。

心に突き刺さる、心を揺さぶられるような力強い言葉というよりも、お守りのように大切に胸にしまっておきたい言葉たち。

『面倒だから、しよう』、ちょっと疲れてしまった時、心がトゲトゲしてきたな、と思う時、どうぞ手にとって見てくださいね。

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